乳幼児期の病気
執筆者: 一般ユーザー さん
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 子どものための病院選び

小さな子どもを病院に連れて行く場合、ケガや目・肌の症状など、場合によっては迷うときもあります。

一般的に『小児科』とは、すなわち『小児内科』を指します。体調不良など内科的症状であれば、迷わず小児科を受診し、かかりつけの先生の指示を仰ぐのが近道です。

一方でケガなど明らかに外傷の場合、小児科の専門ではありませんので、外科的症状の専門科を受診する必要があります。

体調不良(内科的症状)の場合

子どもの病気は小児科を受診します。内科は大人(15歳以上)の診察が専門のため、小児科とは疑われる病気や処方される薬の内容が異なることがあります。耳鼻科も同様です。

どの病院でも言えることですが、受診科目で一番初めに表記しているものがその病院の医師の専門です。一番初めの表記が『内科』で、その次に『小児科』と続く場合、病院医師は内科の専門医であり、小児科専門ではないということになります。なお医院名に、こども○○、小児○○、またはキッズ○○が入っている場合は、小児科が専門です。

熱がないから、近くに小児科がない、などの理由で内科や耳鼻科を受診するのは控えるのが賢明です。

肌のトラブルの場合

子どもの肌はデリケートで、湿疹や赤み、乾燥など、気になる症状になやまされることが少なくありません。

それが目に見える肌症状だけの場合もありますが、皮膚症状以外に熱などの症状が出ていれば、感染症の疑いがあります。判断が難しい場合もありますので、まずは小児科を受診し、かかりつけの先生の指示にしたがいましょう。

子どもがかかりがちな皮膚疾患については小児科医が十分に対応してくれ、それ以上の治療が必要な場合は専門医を紹介してくれます。

花粉症が疑われる場合

特に春先は花粉症と風邪の症状は見分けがつきにくいものです。花粉症と思って耳鼻科を受診し、風邪と診断されることも少なくありません。

小児科でも花粉症の薬を処方してもらえますし、重度であり専門科受診が必要であれば、耳鼻科を紹介してくれます。

まずはかかりつけの小児科の先生にかかることをおすすめします。

ケガの場合

小児科は『小児内科』であり、ケガは専門外です。子どもであっても大人と同じ専門家を受診します。

軽い切り傷や擦り傷など、皮膚のごく浅い部位の場合は皮膚科で対応してくれます。比較的深い切り傷なら整形外科、傷口をきれいに治したい・顔のケガなら形成外科を受診します。

ケガの場合『外科』を連想されるかもしれませんが、一般外科とは消化器外科であることが多いです。切り傷の縫合は対応してくれますが、交通事故などの内臓のケガでなければ整形外科・形成外科の受診が正しいと思われます。

頭をぶつけてしたケガの場合

上記のように、ケガは整形外科・形成外科を受診となりますが、頭の場合は脳神経外科となります。

頭をぶつけてぐったりしたりけいれんを起こした場合には救急車を呼ぶ必要もあります。

切り傷やこぶだけで元気な場合、脳神経外科は大げさと考えられるかもしれませんが、頭をぶつけたケガの場合整形外科等に行っても断られることもあるので、始めから脳神経外科を受診するようにしましょう。

参考

小さい子供の怪我は何科の病院につれていけばいいの? | 病院受診マニュアル

切り傷で病院に行くなら何科で診察を受けるべき?子供を連れて行く時は? | クリニックケア

診療内容 | 中原こどもクリニック

2017/05/12 更新

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